一括投資と積立投資、両方やった私の正直な結論|実績公開

資産運用

※投資判断はご自身の責任でお願いします。過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。

「一括投資と積立投資、どっちがいいんだろう?」

投資を始めようとして、この疑問で止まってしまった経験はありませんか?

ネットで調べると「相場によります」「一長一短です」という答えばかり。結局どっちなの!とモヤモヤしますよね。

実は私、両方やっています。

2022年から楽天証券で一括投資を、2024年からSBI証券のNISAで積立投資を続けてきました。

今回は、その実績を包み隠さず公開した上で、両方やったからこそ言える正直な結論をお話しします。

わが家の投資の全体像

まず、私が実際にやっている投資はこの2つです。

①一括投資 ②積立投資
証券会社 楽天証券 SBI証券
口座の種類 特定口座(課税あり) NISA口座(非課税)
始めた時期 2022年 2024年
買い方 まとまったお金を一度に投資 毎月決まった額をコツコツ投資
買っている商品 S&P500
(アメリカの代表500社)
オール・カントリー
(世界中の会社にまるごと投資)

どちらも「インデックスファンド」という、市場全体にまるごと投資できる商品です。

個別の会社の株を選ぶ必要がなく、初心者でも始めやすいのが特徴です。

📝 一括投資のお金の正体

実はこの一括投資のお金、私が独身時代に貯めて、20年ほど銀行に眠っていたお金なんです。

「いつか使おう」と思ったまま、なかなか使う機会がなくて、独身時代の口座にずっと放置していました。

今になって思います。このお金をもっと早く投資していたら…と。

でも当時の私には、そんな知識がありませんでした。銀行に置いておいたお金は、20年たってもほとんど増えていませんでした。

だからこそ、あなたに伝えたいんです。「知らないまま」が、一番もったいないということを。

実績公開|一括+118.37%、積立+29.76%

2026年6月時点の損益率(どれだけ増えたかの割合)はこうなっています。

投資方法 運用期間 損益率
一括投資(楽天証券・S&P500) 約4年 +92.37%
積立投資(SBI証券・オルカン) 約2年 +29.76%

一括投資は、投資したお金が約1.8倍になりました。

100万円なら180万円になっている計算です。

20年銀行で眠っていたお金が、投資に回した4年でようやく働き始めてくれました。

こう見ると「圧倒的に一括投資の勝ちでは?」と思いますよね。

でも、ちょっと待ってください。この数字をそのまま比べてはいけないんです。

なぜ一括投資のほうが増えているのか

理由は大きく2つあります。

理由①:運用期間が2年も長いから

一括投資は2022年スタート、積立投資は2024年スタート。

一括のほうが2年分長く市場の成長を受け取っています。

投資は時間が長いほど増えやすいので、これは当然の差です。

理由②:この4年が「上がり続けた相場」だったから

2022年から今まで、アメリカや世界の株価はぐんぐん上がってきました。円安も追い風でした。上がり続ける相場では、最初に全額入れた一括投資が有利になる——これは投資の教科書通りの結果です。

もし私が投資した直後に大暴落が来ていたら、結果はまったく逆になっていたかもしれません。

つまり、たまたま相場が良かったということです。

リンゴの木で考える、一括と積立のちがい

「期間が長いほど有利って、どういうこと?」と思った方のために、たとえ話で説明させてください。

お金を投資するのは、リンゴの木を植えるのに似ています。木は植えてから時間がたつほど大きく育って、たくさんの実をつけてくれます。

ここで、2人の人がいるとします。

  • Aさん:100万円分の苗木を、今すぐ全部植えました
  • Bさん:毎年10万円分ずつ、10年かけて植えていきます

10年後、どうなっているでしょう?

Aさんの木は、全部の木が10年間まるまる育っています。だから全部が大きな木になって、実をたくさんつけています。

一方Bさんの木は、最初の年に植えた木こそ10年育っていますが、2年目の木は9年、3年目の木は8年…そして最後の年に植えた木は、まだ植えたばかりの小さな苗木のままです。平均すると、木が育った時間は5年くらいにしかなりません。

お金も同じです

投資のお金は「働いて増えてくれる時間」が長いほど有利です。仮に年5%で増えるとすると、ざっくりこうなります。

投資のしかた 出したお金 10年後(年5%の場合)
100万円を一括投資 100万円 約163万円
毎年10万円ずつ積立 100万円 約132万円

同じ100万円を出したのに、約30万円も差がつくんです。

理由はシンプルで、一括投資は「100万円全員が10年間フルに働いた」のに対して、積立は「あとから参加したお金ほど働く時間が短かった」から。これが、長期で見ると一括投資のほうが有利になりやすい理由です。

ただし、注意点もひとつ

一括投資は、植えた直後に嵐(暴落)が来ると、全部の木が一気にダメージを受けます。

積立なら「安いときにも高いときにも少しずつ買う」ので、タイミングの失敗が起こりにくいという安心感があります。

理屈の上では一括が有利。でも、心の安定では積立が強い。
これが正直なところです。

一括投資と積立投資、それぞれの特徴

一括投資と積立投資の特徴をまとめてみました

一括投資 積立投資
向いている相場 上がり続ける相場に強い 下がっても安く買えるので、長期で安定
必要なお金 まとまった資金が必要 月100円からでも始められる
心の負担 直後に暴落すると精神的にきつい 自動で淡々と買うのでラク
タイミング 「いつ入れるか」で悩む 悩まなくていい(毎月自動)

2024年8月の大暴落で、私がしたこと

2024年8月、株価が一時的に大きく下がる場面がありました。

1日で日経平均が歴史的な下げ幅を記録した、あの暴落です。

📝 そのとき私がしたこと

何もしませんでした。

売りたくなる気持ちがなかったと言えばウソになります。でも「長期で持つ」と決めていたので、画面を見て、そっと閉じました。

そして数ヶ月後、株価は元に戻り、さらに上がっていきました。

正直に言うと、いま少し後悔しています。「あのとき売らなかった」ことではなく、「あのとき買い増ししなかった」ことを。

安売りセールだったのに、怖くて動けなかったんです。

でも、ここで気づいたことがあります。

私が怖くて動けなかったあの暴落の月も、積立投資は自動でいつも通り買ってくれていました。つまり、安くなったところを自動で拾ってくれていたんです。

「暴落で買い増しできる人」になるのは、実はとても難しい。

だからこそ、自動で買い続けてくれる積立の仕組みには大きな価値があると実感しました。

私がスマホに証券アプリを入れない理由

ここで、私が暴落のときに売らずにいられた「仕組み」の話をさせてください。

実は私、スマホに証券会社のアプリを入れていません。

理由はシンプルです。アプリを入れると、すぐ見てしまうから。

毎日残高をチェックしていると、株価が下がった瞬間に不安になって、暴落のタイミングで売ってしまう危険が高くなります。人間は、見えるものに反応してしまう生き物です。

💡 わが家のルール
このお金は老後の資金。だから「自分が退職するときに見るくらいでちょうどいい」と割り切っています。見ない仕組みを作ることが、最強の暴落対策です。

「意思の力で売らない」のではなく、「そもそも見ないから売れない」。

続けるコツは、根性ではなく仕組みにあると思っています。

両方やった私の正直な結論

結論:どっちでもいい。
「どっちが得か」で迷って始めないことが、一番の損。

拍子抜けさせてしまったらごめんなさい。でもこれが、両方に実際にお金を入れて4年運用してきた私の本音です。

一括も積立も、続けていればどちらも増えました。差がついたのは「手法の優劣」ではなく、主に「運用期間」と「相場」です。そして相場は誰にも読めません。

もしあなたが「どっちがいいか分からないから、まだ始めていない」なら、思い出してください。

私のお金は、知識がなかったばかりに20年間銀行で眠っていました。もし私が2022年にも「迷って」いたら、+118%の利益はゼロでした。迷っている時間だけが、確実にマイナスなんです。

もう1つの本音|「増えた実感」は金額しだい

もう1つ、正直にお伝えしたいことがあります。

投資額が小さいうちは、増えた実感はあまり湧きません。月3,000円の積立が10%増えても、数百円の世界だからです。

でも逆もまた本当です。金額が大きくなると、株価がたった数%下がっただけで、本当に凹みます。数%でも、金額にすると何万円・何十万円と減って見えるからです。

私も最初の頃は、この数%の上がり下がりに一喜一憂していました。いまは慣れましたが、それは「相場が良い数年」を経験できたからでもあります。

だからこそ、自分に言い聞かせています。本当の暴落が来たとき、売らずにホールドできるメンタルでいようと。そのための「アプリを入れない仕組み」でもあるのです。

迷ったときの考え方(私のおすすめ)

  • まとまったお金がなければ→迷う余地なし。積立一択です
  • まとまったお金があっても→暴落が怖いなら、半分を一括・残りを積立に分ける方法もあります
  • どちらにしても→生活防衛費(生活費の3〜6ヶ月分)は必ず残してから

これから始める人への3ステップ

  1. NISA口座を開く(利益に税金がかからない国の制度です。使わない理由がありません)
  2. インデックスファンドを選ぶ(私はS&P500とオルカン。どちらも王道です)
  3. 月3,000円でもいいから積立を設定する(金額はあとからいくらでも変えられます)

▼ NISA口座をどこで開くか迷ったら、こちらの記事でくわしく比較しています
NISAどこがいい?失敗しない選び方|楽天・SBI両方使ったママの実績公開

▼ 子どもの学費をNISAで準備した実録はこちら
子どもの学費、NISAに変えたら2年弱で1,000万になった

まとめ

✅ この記事のポイント

  • 一括投資(4年)は+118.37%、積立投資(2年)は+29.76%だった
  • 一括分は独身時代に貯めて20年銀行に眠っていたお金。「知らない」が一番もったいなかった
  • お金は「働く時間」が長いほど増える。リンゴの木と同じ(理屈では一括有利)
  • ただし一括は直後の暴落に弱い。心の安定では積立が強い
  • 暴落のとき、人は動けない。自動で買い続ける積立の仕組みには価値がある
  • 証券アプリは入れない。「見ない仕組み」が最強の暴落対策
  • 金額が大きくなると数%の下落でも凹む。ホールドできるメンタルづくりも投資のうち
  • 結論:どっちでもいい。迷って始めない時間が一番もったいない

40代からでも、遅くありません。私も特別な知識があって始めたわけではなく、「教育費と老後が不安だから」という、ごく普通の理由で始めました。

20年眠らせてしまった私が言うのだから、間違いありません。

始めるのに一番いい日は、今日です。

この記事が、あなたの「始める日」を少し早めるきっかけになればうれしいです。

※本記事は特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資にはリスクがあり、元本割れの可能性があります。記事中の計算例(年5%)は説明のための仮定であり、将来の運用成果を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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